こんにちは、北見尚之です。
ビットコインなどの仮想通貨が生まれ、政府も法整備せざるを得ないという状況になってきています。
そもそも仮想通貨が生まれた要因は、世界的な経済危機、既存の通貨への不安感からきているとも言われています。ビットコインは金と同様に数に限りがあり、ブロックチェーン技術によって、誰もインチキや操作ができない、ましてや政府が勝手に没収できないという利点があります。
いまだに日本のマスコミではビットコインの報道に関していまだに詐欺、怪しいというイメージを振りまいていますが、それが不思議でなりません。ビットコインのような中央銀行が介入できない新しい通貨は、経済危機や戦争を防ぐ一つの鍵となれるポテンシャルを秘めていると思っています。これは革命的なパラダイムシフトだと言いきっている方々もおられますが、私もその可能性は十分にあると考えています。
政府が発行する紙幣は、実はいくらでも刷ることができ、価値を落とすこともできるし、上げることもできる。また、国民の銀行口座も差し押さえることもできるという、政府が操作可能な紙幣です。
それが仮想通貨ではできないですし、世界共通の価値をもち、その管理も世界の人々で行うという、いままでの概念を覆す通貨です。金の方が普遍的な価値をもっているのではないか、と言う意見もありますが、金融市場では実際には存在しない金の架空取引がおこなわれており、事実、ドイツ銀行が訴えられて罰金を課せられたのは記憶に新しいところです。そういった不正ができないのが仮想通貨のブロックチェーン技術です。
いまの紙幣の様に、刷って増やし、架空の経済をまわす、などという事もできません。そもそも資本主義経済が限界にきているのではないでしょうか。右肩上がりの成長、消費の増大など、永久に続くわけがありません。日経平均3万9千円を日本は約30年かけた今も回復できていいません。
ですから、いまビットコインが暴落しているからといって落胆する必要もないですし、反対にバブルのように値上がりし続けることもないと思います。
私は法整備がなされ、仮想通貨の民主化がなされた時点で、世界がどう変わっていくか、どう変えていくか、それは世界の人々が決めていくことになるのではないかと思っています。であれば、世界は民主化に向かうのではないでしょうか。
北見尚之