花粉症と年の功

こんにちは、北見尚之です。

2月も半ばを過ぎ、三寒四温のシーズンが到来しました。インフルエンザの不安もまだまだ残る中、この時期から猛威を振るってくるのが花粉症です。今年の飛散量は2016年と大きく変わらずに、例年通りの飛散量になっているようです。

知人の父親で、かなり重度のスギ花粉症を患っている人がいて、春先は常にマスクを着用。ひどい時には自宅に戻ってからも鼻水が止まらず、床についても花にティッシュを詰めなければならにほどで、口呼吸をするために、いびきもひどくなり奥さんにも呆れられていたそうです。

ところが、年を取って70歳近くなったころに、急に花粉症が収まってきたそうです。調べてみると、必ずしも全員ではありませんが、老齢に近づくにつれ、花粉症の症状が収まって来る人がいるそうです。

花粉症とは、体が花粉を体内に入れてはいけない異物であると判断した際、花粉を体外に排出するために、抗体が作られ涙や鼻水といった形で症状が現れるものです。

ところが、老齢になって免疫力が低下すると、この抗体の力も弱ってくるため、体外に排出しようという力も弱くなり、結果として症状が軽くなっていく、ということのようです。

100%ではありませんが、まさか、花粉症対策の一つが老齢になることだったとは驚きです。

北見 尚之

インフルエンザ拡散防止のためには予防が大事

こんにちは、北見尚之です。

立春は過ぎたものの、寒い日が続き、朝晩の冷え込みが非常に強くなっていますね。

ところで、皆さんはインフルエンザの方は大丈夫でしょうか。特にここ最近、自分の周りではインフルエンザによって休む人が増えています。

風邪とは違い、ウィルス性の感染症のため、自分自身でしっかり予防対策をしても、周りにいる人が対策をしていないと完全に発症は防げません。

インフルエンザにはいくつか型があり、予防接種をしても型が違うものは発症が防げないうえに、同型の予防接種も100%発症を抑えられるという訳でもありません。

一度かかると、例えすぐに治ったとしても一週間ほどの自宅での経過観察をしなければならないため、家から出られません。中小企業にとっては、少ない人員の中で起きると痛手になることは確かなのですが、社内パンデミックの危険もあるので、完治まできちんと休むことが必要です。

少ない例ですが、残念なことにインフルエンザでも出社する人、出社させる会社があるという話を聞くことがあります。このような状況は、会社にとってマイナスにしかならないという事を認識して欲しいところです。

毎年のように流行時期があり、すぐに治癒する人から、長い人まで様々ですが、油断していると重篤になる危険もあります。

自分の責任ではありませんが、仕事に影響が出ると、やはり心苦しいものがありますよね。とはいえ、家で休んで完治させることが社会にとって一番貢献できる事なのです。

北見 尚之

時代と共にうつろう伝統行事

こんにちは、北見尚之です。

まだまだ寒い日が続いていますが、2月4日は立春となっており、暦の上ではもう春ということになります。

前日の2月3日は節分。豆をまき、邪気を払って病や不幸から家を守る行事です。
節分とは、立春、立夏、立秋、立冬の季節の分かれ目の前日を指しており、厳密にいえば年4回、節分は訪れているのです。その中で、立秋前の節分は1年の始まりである春を迎える前日ということで、特別な節分という認識だったことから、行事として浸透するようになったとのことです。

私が子供の頃は、節分の日に縁側に立って、「鬼は外、福は内」としっかり発生しながら、盛大に豆を撒いていました。声を出さないと、なんだか鬼が払えないような気がしていて、今思えば近所迷惑だったかな、と思うほど張り切っていたと記憶しています。

昨今では、終わった後の片付けの億劫さや、アパート、マンションなどの集合住宅では外に撒くことも出来ず、一般家庭ではあまり行われていないようです。
豆を撒く家庭でも、終わった後に食べられるように皮付きの落花生を投げたり、ピーナッツチョコレートのファミリーサイズを袋から出さずに投げる、というのも聞きました。

豆まきのイベントに変わり、急激に広がったのが「恵方巻」です。戦後には一度廃れながらも、徐々に再評価されるようになり、1990年ごろのコンビニ全国展開によって名前が知られるようになり、今では関東圏でもすっかりおなじみの行事となっています。

この慣習、由来がはっきりしておらず、様々な説や作法の記録がありますが、戦後、土用の丑の日に対抗する販売促進の一つとして、復刻運動が行われ、徐々に知名度が回復していったそうです。床も散らからず、食事もできる、現代の家庭にはこちらの方が合っているのかもしれませんね。

北見 尚之