歯医者さんの丸い鏡が無くなっていてビックリ!

こんにちは、北見尚之です。

先日、数年ぶりに歯医者さんに行ってきました。ちょっと歯と歯ぐきの健康診断をしてもらうためです。一応、虫歯は無かったのですが、歯石は取っておいた方が良いだろうとのことで、クリーニングだけしてもらいました。おかげさまで、歯もすっきり、つるつるになりました。

ところで、昔の歯医者さんが頭に付けていた丸い鏡を覚えていますか? あれって、いつの間にか無くなっていましたよね。興味本位で歯科医の先生に聞いてみたのですが、あれは 額帯反射鏡と言って、患者の口内に丸い鏡で光を当てながら、患部を観察するためのものだったのですが、いまはデンタルミラーがあるので、必要なくなったのだそうです。

デンタルミラーとは口腔内を照らす、デスクライトのような照明器具のことです。ですが、それは単なる照明器具ではないのだそうです。

まず、歯科医の手や手術器具の影がでないように、特殊な反射鏡で光を送るように表面に細かい湾曲がたくさんついています。それで、いろいろな角度から光が差し込むので、影ができないのです。それから熱が出ない。これは出血をおさえるためだそうで、皮膚表面を温めると出血が多くなるそうで、それを防ぎます。LED照明でも、ある程度の熱が出るようですが、このデンタルミラーは光のみを反射して、熱は出ないのだそうです。

また、自然光に限りなく近いのも特徴です。これによって人工の歯を入れるときに、他の歯と白さを合わせることができるのだそうです。たくさんの反射鏡を使ったうえで、自然光に近い照明にするのは高い技術力が必要だそうですね。

もちろんこのデンタルミラーは歯科医だけでなく、病院の外科手術にも採用されていて、手術成績にも大きく貢献しているそうです。

北見尚之