こどもの英語教育って本当に必要かどうか?

こんにちは、北見尚之です。

子供の英語教育が平成20年から本格化しますね。小学校での正課に取り入れられるという事です。たしかに2か国語以上を話せるバイリンガルは魅力ですが、英語能力って本当はどれくらいのレベルが必要なのでしょうか。

ちなみに、同時通訳の業界では、通訳者が仕事で使える言語をA言語、B言語、C言語と分けているそうです。A言語は母国語、B言語は完全に話せるが、母国語ではない言語、C言語は、聞けば理解できるが、流暢には話せない言語、となっています。

ところが、通訳者の間でもA言語、つまり母国語をふたつ持つバイリンガルというのは、ほとんどいないそうです。A言語と、それ以外のB、C言語の決定的な違いはなにか、というと、その国の文化を体で感じるくらい深く理解しているかどうか、その言葉の背景にどんな深い意味が含まれているかどうか理解しているかどうかだと言われます。

文化はとてつもなく複雑に入り組んだ、膨大な情報系であり、言語はその文化の一部です。過去の天才、賢者と呼ばれた人たちも、その高度な思考は母国語でないとできない、と言い切っています。つまり、A言語となる高度な母国語を修得しないと、単純な思考しかできない人間になってしまう可能性があるということです。

子どもに限らず、二種類の言語を完全に習得しようとするのは、ふたつの文化をまるごと理解しようとすることであり、それがどれほど困難な作業かということを理解していない方は多いのではないでしょうか。私は子どもにとってもっと大切なことは、他にあると思っています。

英語や、他の外国語も同じですが、日本の文化を高度に理解し、日本語を母国語だと言えるレベルまで修得し、高度な思考が可能になったうえで、あくまでツールとして外国語を使う、というのなら良いと思います。ちなみに世界的に活躍されている同時通訳者の方が本格的に外国語を学習したのは高校以降と答えています。

                                 

北見尚之

毛染めの発がんリスクは予想以上に高かった

こんにちは、北見尚之です。

突然ですが、皆さんは髪を染めたりしていますでしょうか。白髪染めだけでなく、おしゃれの一環で明るい色に髪の毛を染めている女性も多いかと思いますし、白人のような金髪にしてみたいという気持ちもわかります。

でもその毛染めにも発がんリスクがあって、以外と高い数値を示す結果がでているのです。

染めるのは髪なのだから、体には直接の影響はないはずと思っている方も多いと思いますが、じつはそうではありません。すべての化学物質は経皮吸収されているのです。つまり髪の毛の染料のみならず、シャンプー、歯磨き粉、ローション等、髪、肌、粘膜に直接触れるものが、皮膚から血中に吸収されているのです。

安価な石油化学製品由来の原料を用いている粗悪な製品は体に悪い、高い化粧品は体に良いのだ、と考えている人もおられるでしょう。ですが、1万円の化粧水でも、実は内容物は数十~百円というもので、製品代のほとんどは、利益、タレントを起用したCM等の宣伝費なのです。ですから中身の化学物質は安い製品も高い製品もあまり差はありません。

私が見たニュースはアメリカの大学、Rutger大学の公衆衛生科のグループが発表したものです。

化学染毛剤を使用していると回答した女性では、そうでない女性よりも乳がんのリスクが51%も高いという結果でした。さらに、ストレートパーマ剤を使用していると回答した白人女性は乳がんリスクが74%という内容でした。

化粧品のどんな化学物質が体にダメージを与えるのかまでは発表されていませんでしたが、そもそも自然の産物ではない化学物質が体内に蓄積していけば、良くない影響がでるのは当然かと思います。

そのダメージを少しでも防ぐためには、夜はしっかりと洗顔して皮膚に付いた化学物質を落とすことです。私も白髪染めを少し考えようと思いました。

北見尚之