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マウンティング女子

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こんにちは、北見尚之です。

まだまだ残暑が続きますね。皆さんはいかがお過ごしですか?さて、近頃(というか私が耳にしたのが最近でして)「マウンティング女子」という言葉を耳にします。最初に聞いた時は山登りが女性の間で流行っているのかと思いましたが、どうやら違うようですね。

簡単に言うと「自分の方が上とアピールする女性のこと」のようです。女性間での独身や既婚といったことなど、このような幸福比較みたいなものってあるのでしょうね。

しかし、私もまだ最近ではございますがインターネットに興味を持ち、様々な事に触れていく中、Facebookやtwitterと呼ばれるSNSが世間的にも認知され利用されることで、今までも存在していた「マウンティング」と呼ばれるものが、「無かった」のではなく「より顕著になってきた」だけではないかと思っています。

食事においては食べる事よりも味わう事よりも目の前の料理を写メ。
お酒の席では、酒を知るよりも、口に合う肴を調べるよりも、皆で写メ。
何処かに向かえば、その場の雰囲気や土地柄を感じるよりも、写メ。

そしてその写メが公開される。自分にではなく、誰かに向けて。

子供の頃「お母さん、見て見てー」と叫んでいた事が、SNSを使って、言葉を発せずに行っているのと同じ現象に近いですよね。また、私はこの「マウンティング」という言葉の本質的な問題は、この言葉を発言し始めた側にもあると思うんですよね。

「美味しそうね、どこのお店かな? → 私だって食べたことあるわ」
「海がきれいね → 私だって先週行ってきたよ」

発言者にとって左側が思ってもらいたい感じ方。それに対し、実際に返ってくる言葉や感情が右側。まあ、そもそも発信側も左側のように思ってもらいたいなんて考えている時点で、都合のいい話だと思うんですよね。

ただし、私は個人的な意見として申しますが、写メで拡散し続けている人というのは、たぶん虚勢心が強いだけだと思うんです。それを「うざい」と思うのであれば、見なければいい。

私も「うざいな」とは思いますよ。でも笑っています。

「虚勢心」の「笑顔」を「写メ」で「SNS」を使って「本人」が
「拡散」しているのです。

笑えるじゃないですか、これほど滑稽なことはない。

北見尚之

お盆

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久しぶりに更新します、北見尚之です。
先日芝居の稽古も仕事もお休みという事で、実家に帰省しました。私は母と兄と弟の4人家族で、奇遇にも今回のお盆で数年ぶりに全員が顔を合わせることになりました。

数年も経つと何を喋っていいのか、顔を見ていいのかなど少しギクシャクしたところもあり、お酒の力も借りて、少しの間家族と昔話をしてみました。

子供の頃はどこで遊んでいた、何をして遊んでいた、誰と遊んでいたお酒の力と昔話という共通の話題で、なんとかその場は楽しくいられたように思えます。

迷惑をかけた母親もここぞとばかりに食材を買い込み、いったい何人前あるんだと言わんばかりの量の野菜や肉が並べられ、家族でホットプレートを囲んでのすき焼きです。

兄が大量に肉を取り、自分の器に入れるのを見ては「ああ、、昔のままだ。取りすぎだ!と言ってよくケンカしたな」と思いだし、母は「もっと食べなさいよ。小食だね?調子悪いの?」といつまで経っても私たち息子の学生の頃の印象が抜けておらず、
私も頑張って口に運んではいるものの、さすがに子供の頃のようにはいかず。

深酒は控えていたものの、結局深夜まで飲み明かし、次の日は折角のお休みも二日酔いでダウン。これもまた帰省した時の時間の過ごし方の一つかもしれませんね。

北見尚之

音楽

レンタルショップでCDをレンタルしました。最近の音楽は全く分からないのであまり聞きませんが、いろんな出来事があると昔の曲が頭の中を流れ、なんだか無性にあの頃の音楽が聞きたくなるんですよね。

お店に行ってみると昔のCDなのでレンタル中という事もなく、何も困らずレンタル。帰宅して早速音楽を再生する。

あの頃に比べれば見た目も考え方もずいぶん歳を取りました。
しかし、再生中は気持ちがあの頃に戻されますよね。

私の視界に、私は映らない

現実に戻されることなく、しばしあの頃に戻っていたいと思います。

北見尚之

猛暑

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BBQ Buffalo Clicken Wings
 by  Taz

まさに猛暑ですね、皆さんいかがお過ごしでしょうか。突然ですが私は夏の遊び方がヘタクソで、夏を楽しめない人間です。そうなると当然ですが、夏は嫌いです。だからといって不機嫌になったりするわけではありません。

劇団に入っていると若い子たちと話す機会も多く、私自身の感性を変えていこうと思い、みなさんに「夏はみなさん何をして楽しんでいるの?」と聞いてみると「BBQ!」「キャンプ!」「ビアガーデン!」「海!」など答えて頂きます。しかし、やはりどれも苦手ですね。。

若い方は(もちろん全員ではございませんが)、もとい、若い方の多くは、私から見た感じでは、BBQで肉を楽しむのではなく、雰囲気を楽しむ。キャンプでの勇ましい1日を楽しむのではなく、皆と一夜を共にすることを楽しむ。ビアガーデンで屋外のビールを楽しむのではなく、にぎやかな場所を楽しむ。海で泳ぐことを楽しむのではなく、水着での開放感を楽しむ。

要するに、単に「ワイワイ」したいだけなのかなと。

そう考えると、BBQで肉が無くても、キャンプでテントが無くても、ビアガーデンが屋外じゃなくても、海水浴場で海が無くても。。。T T

しかし、それが無いと成り立たないんでしょうね。それは「ワイワイ」する為の大切な演出でもあり小道具でもある為、それが無いと、彼らの大義名分のような目的と、彼ら自身も気づいていない本質の目的が結びつかなくなるのかもしれない。

私はやはり夏が苦手です。暑いものは、暑いですからね。夏は出来る限りおとなしく、帰りにおいしい焼肉弁当を買い、自宅で冷えたビールを用意し、窓を開けて蚊取り線香を付けて、海を題材にした大自然のドキュメンタリー番組を楽しもうと思います。

北見尚之

勇気

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Boxed !
 by  Craig Sunter (Thanx a Million !)

ワールドカップが終わりましたね。熱狂的なサッカーファンではございませんが、世界中が熱狂したこの祭典が終わってしまうのは、少々寂しくも感じます。

ある選手のコメントで、負けた試合の後に「もう空っぽです」という言葉がありました。
「燃え尽きた症候群」というやつでしょうか、耳にして清々しさと勇ましさ、羨ましさと、なんというか、拍手しか出来ない感覚になります。全てをそこに捧げたからこそ感じられる気持ちなんでしょうね、「空っぽ」。

失敗したら、どうしよう。
嫌われたら、どうしよう。
振られたら、どうしよう。
怒られたら、どうしよう。
恥をかいたら、どうしよう。

そういった気持ちが少しでも残っているうちは、「空っぽ」にはなれないかもしれません。「私には何も失うものはない。」そう思い、そうであるにもかかわらず、お芝居の後、お稽古の後に、「空っぽ」になっていない。なれていない。あのような大舞台でパフォーマンスを発揮する方々は、それを超えたマインド、メンタルだからこそ戦えるんでしょうね。

そう考えると、大切なのは練習よりも、もっと違うものかもしれません。それはスポーツの世界だけではなく、どの業界でも言えることかもしれませんね。

北見尚之

筋を通す

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いきなり堅苦しいタイトルで恐縮ですが、私はこの言葉を大切にしています。若い頃はここに縛られすぎて、多くの過ちを犯してしまったこともありますが、これを大切にしてきたことに対しての後悔は何一つございません。

私の考える「筋を通す」というのは「他人を認める、たてる、感謝する」という解釈と似ているかもしれません。

例えば、ご紹介された方と仕事やプライベートで何か上手く事が運んだ際には、ご紹介していただいた方に一言お礼を伝えに行ったり、誰かが大切にしているフィールドに足を踏み込む場合にも、事前に一言お伝えしておいたり。

当然の事なんですけどね。

では「筋を通せない人」とは、どういう方のことを言うのか。細かいことを言うと多々ありますが、タイプとして「井の中の蛙」といった人ではないかと位置づけています。

「気づいてないだろう」「別に気にしてないだろう」といったように解釈し、その人の中で解決してしまう。周囲の方々は、口には出さないだけで、ちゃんと見ているものですよね。

私が「井の中の蛙」と表現したのは、「筋を通さない方」というのは、自分の考えを過信し、表に出さないことで、誰も気づかないと決めている。つまりは、言い換えると、相手を過小評価しすぎていることから始まっていると思い、そういった表現にしています。

自分が考えている事や考えた事なんて、他にも多くの方々が考えていて、そしてそれは、すぐ隣の方も同じように考えているものですよね。多くの悩みを抱え、大切なプライドを守り、見たくもないのに目にしたり耳にしたり。でも、それでもまた、笑顔で感謝して、気づかないフリもして、前を向いて生きる。傷ついて涙を流して、それでも前に進もうとする。

私自身まだまだ半人前の為、反省することが多々ありますが、今後も芝居に精進し、忘れないように筋は通していこうと思います。

北見尚之

失敗

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今も盛り上がっているワールドカップ。皆さんはご覧になりましたか?
私も同じ劇団メンバーの影響もあり、夜中まで見ることは出来ませんが、時折夜更かしをしている時やニュースで目を通しています。お芝居を始めてから周りの方々から様々な影響を受け、こうやってスポーツ観戦も楽しむことが出来て本当に感謝しています。

結果的には日本代表は惨敗となりましたが、私はとても楽しかった。こうやって日本全国民が熱くなり、日本代表を応援する為に、お仕事されている方も、早朝から眠い目をこすって必死で応援しているこの日本人の姿は、なんと表現すればよいのか、一体感があって素敵ですよね。胸が熱くなります。今更ながらですが、私ももっと若いころからこういった行事に興味関心をもっていればよかったと、少しだけ後悔しています。

多くの方が様々な意見を論じていますので、私も個人的に一つ。

監督のザッケローニさんが退任表明をされました。責任を取って、ということですが、私は個人的には続けてほしい。戦略や協会との方向性とか、そういったものは私も全くわかりませんが、少なからずとも、今回の結果を「失敗」とするのであれば、続けてほしいのです。

私も今までの人生で言えば「失敗」と言われてもおかしくない人生でした。もちろん、私自身に問題があり、今でもそれに関しては否定するつもりもありません。ただ、「失敗」を経験しているからこそ、「失敗」を「失敗」と認めたからこそ強くなれました。そして、同じ過ちを起こさないよう、様々な点を変えて行こうと努力しました。

結果的に、今は多くの方々に恵まれ、アルバイトではございますがお仕事もあり、ご飯も食べています。友人と呼べる方もいて、今の自分を本当に幸せであり、誇りに思えるようになりました。

ザッケローニさんのサッカーに関することは分かりませんが、私はザッケローニさんが「失敗」したのであれば、サッカー協会も「失敗」だと思うのであれば、もう4年、監督を続けてほしいのです。

「失敗」を「失敗」と認め、再スタートする監督と、そうでない監督、私はザッケローニさんにもう1度続けてほしいと思っております。きっと、驚くような成果を出すのではないかと思っています。

もちろん私は無知な単なる意見です。気を悪くされた方がいましたらお詫び申し上げます。

スポーツ

しばらくスポーツとは無縁の生活を送っていましたが、先日、同じ劇団のメンバーから「北見さん、フットサルしませんか?」と誘われ、私のような者がというのも変かもしれませんが、丁重にお断りをしたところ、何度も何度もお誘い頂いたので、少々仕方なく参加してきました。

もちろんボールを蹴るのは学生の頃以来で、全く形にはなっていませんでしたが、でもスポーツというのは、いいものですね。体を動かすという健康的な視点ももちろんのこと、頭の中がリフレッシュできました。そして声を出すことで精神的なストレスもかなり軽減できました。お誘い頂き、本当に感謝です。

これから梅雨も明ければ夏真っ盛りですね。スポーツを楽しむことは大切ですがくれぐれも熱中症などには注意して行いましょうね。もちろん、私もそうですが。

インターネット

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いい歳してと言われるかもしれないが、私はインターネットの勉強に夢中です。もともと勉強は得意な方ではないですが、インターネットは覚えることがたくさんあり、かつ、ちゃんと「動作全て」に理由があるからです。

インターネットを使えば世界中の情報を見ることが出来ますが、そこには、プロバイダーがあって、インターネットの回線が
自分のパソコンにつながる。そして、「ブラウザ」とよばれるアプリケーションから検索エンジンを利用して、検索する。
すると、多くの情報が検索結果に表示され(巷ではこれをSEOと呼んでいるらしい)、ドメインと呼ばれるURLからサーバーにたどり着き、サーバー内の情報ファイルをパソコン上に表示させているという流れです。

私の拙い知識なので誤っている部分もあるかもしれませんが、概ね上記という事です。なんか凄い事ですよね。
100年ちょっと前までは、日本では刀をもった武士が存在していたのに、今ではどんなに強い武士よりも世界を見ることが出来る。坂本竜馬ほどの先見の目はございませんが、坂本竜馬よりも、現実としての様々な情報を大人から子供まで得ることが出来る。

じゃあ、これから先の100年後はどうなっているんだろう。過去から現在までの100年でこれだけ進化して、今後の100年に
進化が無いという事は到底考えにくい。

私のような何のとりえもない庶民には分かりませんが、ただきっと100年後は、今と比べると大きな進化・進歩があって
その時には今の時代に対して懐かしむ時代がきっと来るのかもしれません。

「スマートフォンって、手に持って喋ってたんだね」
「車にガソリンっていうものを入れてたんだね」
「昔の家は、地震があるたびに倒壊したりしてたんだね」

後世の人たちがこんな会話をする時代がきっと来るんでしょうね。

群馬県にて

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先日、お芝居の先生に声をかけて頂いて、群馬県の高崎市に行ってきました。

折角なので少し早めに家を出て、各駅停車の電車に乗ってゆっくり時間をかけて本を読みながら向かいましたが、約3時間の道のりだと結構なスピードで本を読むことが出来ていいものですよね。

先生が駅に迎えに来ていてくれたのですが最初は全く分からず遠くから「北見君、北見尚之君!」と声をかけられ、ようやく気づきました。3年ぶりにお会いし、私がお芝居をはじめようと思ったのもこの先生がきっかけでした。

私が何をやってもうまくいかず、多くの人を傷つけていた若い頃に先生にお会いし、人の気持ちが分かるようにと芝居の道を進めてくれたのです。

様々な役があって、その様々な役を本気になって演じようとした時、初めてその「人」の気持ちを分かろうとして、だいぶ分かるようになってきました。そしてそれはプライベートでも生かされるようになり、自分を知ってほしい、理解してほしい、という前に相手を知ろう、出来る限り相手を理解して話そう、という気持ちが自然と生まれるようになりました。

おかげさまで、昔の自分と比べると、嘘のように周りにも恵まれ、全ては先生のおかげであると、心から感謝しています。
三好先生、改めてありがとうございます。 

北見尚之