ハインリッヒの法則

こんにちは、北見尚之です。

お金というのは、生活のためにどうしても必要なものだから仕方が無いとは思いますが、そのために無茶をする人が多いように思います。私の場合は、目先の利益ではなくて、「継続すること」を目標としているので、常に広い視野と長期的なビジョンを持って事業に取り組んでいます。

経営方法などの小手先のテクニックには全く興味がないので、世の中の不変の真理みたいなもから学び、中でも特に『ハインリッヒの法則』を強く意識しています。このハインリッヒの法則とは、1929年に発表された労働災害における経験則で、「1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその背景には、300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する」という考え方です。

ヒヤリ・ハットや軽微な事故を経験した時に、「これはいずれ重大な事故に繋がる。原因を究明して対策を立てて、同じ失敗を繰り返さないようにしよう」と自分自身に対して注意を促し、ヒヤリハット数をカウントしていきます。この作業を繰り返す事によって、リスクへの対策がどんどん洗練されていくので、大きな事故やミスを未然に防げています。だから、ミスによって生じたはずの損失を、そのまま利益に上積みするようなものなので、長期的に見れば利益が大きく向上します。

ミスに伴う損失って、殆どの場合大した事がないので、笑って済ます人が多いのですが、でも、ミスをした時に対策を立てずに放置すると、そのミスはいつか必ず、『重大な事故』に繋がります。「何度も同じ失敗をしているのに、その失敗を次に生かさない人」があまりにも多いように思います。これは事業だけではなく、健康や生活全般にも言えることです。ですから私は、結果もし悲劇や事故、病気に見舞われても、「運が悪かった」という言葉を絶対に言い訳に使いません。それは運が悪かったのではなくて、起こるべくして起こったのですから。

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