伝統と革新の狭間で

こんにちは、北見尚之です。

先日、築地の卸売市場の場内外へ行ってきました。築地の場外市場は残るが、場内市場は、2016年10月に豊洲へ移転することが決まっている。仕事の都合でなかなか行く機会がなかったのだが、移転を前にどうしても一度、行ってみたいと思っていた。

築地の場内は売り手と買い付けの人々の掛け合いの声で、活気にあふれていた。築地市場の建物は昭和10年の開場から80年以上経つので、さすがに老朽化が進んでいた。だがそこには築地市場を長く支えてきた人々の息吹がある。

新しい移転先は、まさに最新鋭の装備だと聞く。きっとそこで働く魚河岸の人々は格段に働きやすい環境となるだろう。
しかし、そこに歴史を感じるまでには、また長い月日を重ねる必要がある。伝統と革新。この相反するものを同居させる難しさを感じざるを得ない。

北見尚之

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