宅配ボックスへの期待

こんにちは、北見尚之です。

宅急便のヤマト運輸さんが自動宅配ロボット「ロボネコ」と並行して、宅配ボックスの設置実験をしたそうですが、先日その結果が公表されていました。宅配ボックス実証実験は、福井県あわら市において、モニターになる106世帯に12月1日~2017年3月31日の4カ月間、宅配ボックスを設置して行われ、驚くほどの好結果がでているみたいです。
なんと、再配達率が49%から4ヶ月平均で8%に減少したということで、それによって宅配業者の労働削減時間は、223時間。1013回の再配達回数が削減できるということですね。

宅配ボックスが稼動しなかった理由としては、「冷蔵・冷凍」、「大きすぎて入らなかった」など、現時点ではしかたないだろうと思える理由だったそうですから、ほぼ完全に機能していると考えられます。宅配ボックス開発業者のパナソニックでは「繁忙期のみならず、約半年間にわたっての定点観測においても再配達率8%という劇的な結果が出たことにおいて、再配達解消の一つの商材であることが実証できたと考えている」とコメントしていました。

私たち不動産業を営むものにとっても便利な街づくりという視点からみれば、宅配システムの完備は気になっている点でもあります。それにしても再配達率って49%もあったのですね。じつは私はこれに驚いておりまして、ほぼ半数ですよね。これでは配達員の方の苦労も当たり前かと思います。この宅配ボックスが今後普及し、うまく稼働してくれればよいと思います。ただ、同時に宅配ボックスの製造業者であるパナソニックさんが、宅配ボックス「COMBO(コンボ)」シリーズの新製品の発売を延期すると発表しました。なんと既発売品の受注量が通常月の5倍以上と想定以上となり、製品供給体制が追いつかないらしいですね。どちらにとっても嬉しい声が上がっていることでしょう。これからの街づくりには宅配ボックスは必需品だと感じるニュースでした。

                     

北見尚之

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>