こんにちは、北見尚之です。
連休明けの朝、おそらくどこかの会社の新入社員さんでしょうか、引っ越しをされているのを見かけました。お手伝いの方へ「ありがとうございます」「ご苦労様です!」といった声をかけていたのが、気持ちがこもっていて、少しの間、足を止めてしまいました。こちらも新緑の季節のように、爽やかな気分になったからです。
さて、やはり季節の変わり目だからでしょう、夏を思わせるような暑い日もありますが、逆に肌寒く感じる日もあります。でもそういった気温や気圧の変化、お天気の情報が昔と比べて正確になっているような気がしませんか。ときにはびっくりするくらい正確な時もあります。思わず、「ホントに晴れたよ~」とつぶやいてしまうくらい。
このお天気情報の正確さは気象衛星からの情報が正確なのだと思っていましたが、じつは「ラジオゾンデ観測」によるところが大きいらしいです。日本時間の9時と21時に上空30キロに気球を飛ばして、大気の湿度や気圧を特殊なセンサーで直接観測する方法だそうです。しかも驚いたことに、それは全世界で一斉に実施されているとか。考えてみれば日本の上空だけを調べても意味のないことは分かるのですが、気象の分野でも世界中が協力して観測データをとっているのだと思うと、感動します。そしてアメダス、気象衛星、気象レーダーと、このラジオゾンデの観測の連携で、あの正確なお天気情報がもたらされるのですね。
北見尚之