こんにちは、北見尚之です。
突然ですが、皆さんは髪を染めたりしていますでしょうか。白髪染めだけでなく、おしゃれの一環で明るい色に髪の毛を染めている女性も多いかと思いますし、白人のような金髪にしてみたいという気持ちもわかります。
でもその毛染めにも発がんリスクがあって、以外と高い数値を示す結果がでているのです。
染めるのは髪なのだから、体には直接の影響はないはずと思っている方も多いと思いますが、じつはそうではありません。すべての化学物質は経皮吸収されているのです。つまり髪の毛の染料のみならず、シャンプー、歯磨き粉、ローション等、髪、肌、粘膜に直接触れるものが、皮膚から血中に吸収されているのです。
安価な石油化学製品由来の原料を用いている粗悪な製品は体に悪い、高い化粧品は体に良いのだ、と考えている人もおられるでしょう。ですが、1万円の化粧水でも、実は内容物は数十~百円というもので、製品代のほとんどは、利益、タレントを起用したCM等の宣伝費なのです。ですから中身の化学物質は安い製品も高い製品もあまり差はありません。
私が見たニュースはアメリカの大学、Rutger大学の公衆衛生科のグループが発表したものです。
化学染毛剤を使用していると回答した女性では、そうでない女性よりも乳がんのリスクが51%も高いという結果でした。さらに、ストレートパーマ剤を使用していると回答した白人女性は乳がんリスクが74%という内容でした。
化粧品のどんな化学物質が体にダメージを与えるのかまでは発表されていませんでしたが、そもそも自然の産物ではない化学物質が体内に蓄積していけば、良くない影響がでるのは当然かと思います。
そのダメージを少しでも防ぐためには、夜はしっかりと洗顔して皮膚に付いた化学物質を落とすことです。私も白髪染めを少し考えようと思いました。
北見尚之