先日、お芝居の先生に声をかけて頂いて、群馬県の高崎市に行ってきました。
折角なので少し早めに家を出て、各駅停車の電車に乗ってゆっくり時間をかけて本を読みながら向かいましたが、約3時間の道のりだと結構なスピードで本を読むことが出来ていいものですよね。
先生が駅に迎えに来ていてくれたのですが最初は全く分からず遠くから「北見君、北見尚之君!」と声をかけられ、ようやく気づきました。3年ぶりにお会いし、私がお芝居をはじめようと思ったのもこの先生がきっかけでした。
私が何をやってもうまくいかず、多くの人を傷つけていた若い頃に先生にお会いし、人の気持ちが分かるようにと芝居の道を進めてくれたのです。
様々な役があって、その様々な役を本気になって演じようとした時、初めてその「人」の気持ちを分かろうとして、だいぶ分かるようになってきました。そしてそれはプライベートでも生かされるようになり、自分を知ってほしい、理解してほしい、という前に相手を知ろう、出来る限り相手を理解して話そう、という気持ちが自然と生まれるようになりました。
おかげさまで、昔の自分と比べると、嘘のように周りにも恵まれ、全ては先生のおかげであると、心から感謝しています。
三好先生、改めてありがとうございます。
北見尚之