今日は15:00からアルバイトだ。
なぜ私がアルバイトをしているのか。もちろん芝居だけでは食べていけないからというのもあるがそれだけではない。過去への懺悔もあるのだけれど、それはまたいつか語ろうと思う。
今日のアルバイトは測量の手伝いだ。
測量は道路の位置、勾配などを事細かく計測する仕事だ。私はこの仕事をしていて強く感じるのが、日本は本当にきめ細かい事をする人種だと思う。それはもちろんいい意味で。
こういった仕事を全国民が行っていて、だからこそメイドインジャパンが世界から称賛されているのではないかと感じるのだ。
地味な仕事ほど嫌がるし、誰もが華やかなスポットライトを浴びたいだろう。しかし、芝居もそうで主役だけでは1つの作品は成り立たない。他の役者さんがいるだけでなく、ステージを作る人、設計する人、脚本を書く人、ライトをあてる人、他にもさまざまな人が関わっているがそれの全てが結集して、初めて良い作品が生まれる。
私はこの仕事、アルバイトもとても誇りに思っている。
こういった仕事をすればするほど、他人の仕事の素晴らしさが見えてくるようになったのだ。